若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

LIFE!

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原題:”The Secret Life of Walter Mitty

人は時に「見ないで飛ぶ」ことで人生が変わる。いつまでも飛ばないでいる毎日から抜けだそう!

頭の良いコメディアンの人が真面目な映画を作るときの典型的なパターン?もう少しこなれてこないとね。

ウォルターは「LIFE」誌で写真のネガを管理する仕事に就いていたが、経営不振のため会社が身売り。LIFEは次号で廃刊と決まってしまった。そんなとき、今もアナログ写真を撮り続ける写真家ショーン・オコンネルからネガが届く。「25番のネガが最高だ。それを最終号の表紙に使うように」というメッセージがあったが、そのネガは届いたものの中には入っていなかった。ウォルターはそのネガを探すため、初めての冒険に飛び出して行く。

毎日の平凡な暮らしに疲れている人にとって、この映画は希望だろうかそれとも絶望だろうか。「映画の中だからできること」と言ってしまえばそれまでだろうが、「よし、一歩を踏み出そう」と思える人にとってはそれは大いなる希望の光になるかもしれない。誰もが皆、明日の自分は変わる、変われると思っている。彼のように「飛ぶ」ことはできない……でも、本当にそうだろうか。飛べないと思ってる限り、決して飛ぶことはできない。ときには崖の下を見ないで飛ぶことも必要なのだと気付けば、ウォルターのような思いがけない冒険が待っているかもしれない。

かく言う自分も東京にやってきた8年前は、正に「見ないで飛んだ」ときだったと思う。もちろん苦労した。すげー苦労した。(苦笑)でもそれを後悔してるかと言えば、決して後悔などしていない。今の仕事は日々刺激に満ちていて楽しい。辛いこともあるし胃が痛くなるよーなこともあるけど、8年前の自問自答の日々に比べれば今がいい。

だからこそ今悩んでいるなら、飛んでみよう。

この映画はそんな平凡で退屈な毎日から抜け出したい人にとってはヒントになるかもしれない。夢物語と言ってしまえばそれまで。でも彼は自身で妄想さえできなかった体験をする。なんと活き活きとした顔をしていることか!俺はこんな風に活き活きとしていたい。

てことで監督、主演はベン・スティラー。やっぱりコメディアンとしてはこの人はいいですな。ただ監督としてはまだまだというか、コメディアン特有の「笑わせよう」という姿勢が見えるのが残念。ストレートはストレートにやって自然に笑えるってのでいいと思うんだよね。そーいう笑わせたいという欲がなくなったらもっと監督として良くなると思うな。共演はクリステン・ウィグ、シャーリー・マクレーン、そしてショーン・ペン。ああ、出会い系サイトの管理人トッド役のパットン・オズワルトが知り合いにそっくり。(爆)

人生は変わる。でもそれは自分で変えるんだ。

Written by ei

3月 20th, 2014 at 12:05 pm

Posted in Movies,Roadshow

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