クロニクル
原題:”Cronicle“
日本の「AKIRA」とか、古くは「キャリー」とか、まぁ高校生には良くある風景。ま、そもそも超能力が「良くある」ものでないことはとりあえず置いとこう。(笑)
高校生のアンドリューは友だちも少ないナードな青年。ビデオカメラを買って学校で撮影して回ったりしていた。パーティ会場の裏山で、いとこのマットたちが見つけた怪しい地面の亀裂を発見。怖々と中に入って怪しい物体を撮影したが、耳をつんざく怪音に襲われる。そして彼等は、それまでにない特殊な能力ーサイコキネシスの力を身につける。
「パラノーマル・アクティビティ」と同じ、実際に起こっていることをビデオを撮影しているように表現するモキュメンタリーという手法を使って作られた映画で、その内容がホラーから超能力モノになっているだけとも言える。そして暗い少年が人外の大きな力を手に入れたら、というこれもよくあるパターンだ。しかも高校とかね、もう「キャリー」しか思い出しませんでしたよ。
主演はデイン・デハーン。をを、彼が”The Amazing Spider-Man 2“のハリー・オズボーン役になるのか。ちょっと雰囲気のある、これから人気出てもよさそーな感じの子だったなぁ。いとこのマットにはアレックス・ラッセル。今度の”Carrie“にも出てるのは縁だな。
監督はこれがデビュー作だというジョシュ・トランク。次回作が”The Fantastic Four“(2作目酷かったけどリブートって話らしい)だとか、さらにスパイダーマンの悪役で有名な”Venom“(噂)だとかアナウンスされてるのは今後期待の人ってことか。
まだまだ続きも作れそうで、あるいは生き残った男がこの先スーパーマンになるとかそーいうまったく違う展開になるのも面白そうな。過去に影を持った新しいヒーロー像を作るなんてのはいいかもしれないなー。