若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ラストスタンド

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原題:”The Last Stand

老いたな……。動きのキレの無さはなんというか、悲しい限り。

メキシコ国境に近い街の保安官、レイはかつてL.Aで麻薬捜査官をしていた男。そんな彼の街に、脱走した麻薬密売組織のボスが国境を越えるために1000馬力のチューンドカーで突進してくる。ギャングたちが街の外れに橋をかけていることを知ったレイは、その男がメインストリートを突っ切ることを予測してバリケードを作り、数少ない仲間たちと一緒に闘いを決意する。

まぁ、もうとにかく一言。老いましたね。歩き方まで身体のデカいじいさん(失礼)。アクションシーンの多くは他のキャストが担い、シュワちゃんが戦うのは銃をぶっ放すシーンと最後のボスとの格闘のみ。またこの格闘が、かつての「無敵」を思わせた彼とは違いすぎて悲しい。つーかこの映画を見ると、スタローンが「エクスペンダブルズ」で見せる身体のキレは素晴らしいんだなーとそっちに感心してしまう。年齢的にはスタローンの方が上(1歳だけ年上)なのにね。やっぱり公務についてた人と、ずっとアクションスター(一時期不調だったけど)をやってる人との差はこんなところから出てくるのかと。

ストーリーはもう適当というか、ホントに上に書いた通りなので別に見るところもなし。一番のポイントは「お前は俺たち移民の面汚しだ!」とシュワちゃんが叫ぶシーンか。本人の心の叫び(移民は大統領にはなれないものね……)があるよーな気がして感慨深い。

てことで主演はシュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)。66歳、もうアクション映画はいいだろう……と言っても基本が大根なのでアクション映画しかできないんだろーなー。老骨に鞭打つシーンは観ていて辛いですよ。他にほとんどいいとこなしのフォレスト・ウィテカー、「ソー」で神の中のひとりだったジェイミー・アレクサンダー、そして「崖っぷちの男」で注目したジェネシス・ロドリゲス。やー、今回も美しい。でも端役というか、もっと彼女をメインに映画を撮らんかい!
監督はキム・ジウン。これが初めてのハリウッド映画。

まだまだこれからも主演映画が続くらしいシュワちゃん。その中には”Terminator 5“の文字も?(噂)まー、もう無理しないで、できることだけやってればいいと思うけどねぇ……。

Written by ei

5月 16th, 2013 at 1:13 pm

Posted in Movies,Roadshow

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