コズモポリス
原題:”Cosmoplis“
現代資本主義の破滅の日のお話……なんだろうなぁ。映画というより散文詩ってイメージ。実にわからん。
為替の取引で数十億ドルの資産を稼いだエリック。それまでは預言者のように読めていた相場なのに、人民元の動きが読めず1日で破産状態に。リムジンで街の端から端へ移動する間に出会うのは、政略結婚した妻、年上の女、ボディガード、暴徒、そしてエリックを狙う男。車の中にいながら、彼は破滅へと進んで行く。
っていうストーリーは頭の中でよーやく整理できたから出てきたよーなもので、観ている間中「なんなんだ、訳がわからない……」っていう言葉だけが頭の中をぐるぐる回ってたという。(笑)エリックはもう自棄になってるから行動が支離滅裂だし。外では資本主義に対して反抗する暴徒が走り回ってるのにリムジンの中では女連れ込んでイイコトしてるとか、それぞれのシーンが象徴するものがあるんだろうけどストーリーはあってないようなもので、そんな破滅のイメージが並んでますよー的な映画。
主演はロバート・パティンソン。もう吸血鬼にしか見えませんが(笑)、やっぱりどーも好きになれない顔なのよね。つーかこの人が「美男子」だというのがよーわからん。他にはサラ・ガドン、ポール・ジアマッティ、ジュリエット・ビノシュ。
監督はデヴィッド・クローネンバーグ。
ま、上記のようなストーリーだと理解してればエリックの行動も理解できるかなー。そして言いたいことは「滅びろ、資本主義」ってことか。