若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

悪の教典

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ダメでしょ、全然ダメ。見どころ、見せどころ間違ってる。この映画の見どころは、殺戮シーンだろっ!

蓮見はさわやかで生徒に人気もある英語教師。しかし彼には裏の顔があった。女生徒との不適切な関係やよくわからない過去。そして自分の思い通りの良いクラスを作るために、その障害となる者はすべて抹殺することを厭わない男だった。そして文化祭前日、ある事件をきっかけに惨劇の幕が上がる。

この映画の見どころはどこだろう?というか一番見どころにすべき部分はどこだろう。それはもちろん「クラス全員、皆殺し」だ。そこには生徒同士の甘い関係とかそーいうのは一切関係ない。ただ、「殺る。」であればそのことに集中するべきだったのに、この映画は生徒側の視点、蓮見の視点の両方を映画の中の短い時間で描こうとして、結局どちらも語り足らずで終わってしまっている。どちらかに集中するなり、あるいは殺戮シーンの間にストーリーを断片的に挟み込むなりして変な描写を入れなければもっと緊迫感のある映画になったと思うのに。なんでこんなに中途半端なんだ。まだつきあってもいない男女生徒がお互いを助けようとしているシーンをスローで描く意味が、この映画のどこにあるのか俺は知りたい。

主演の伊藤英明は確かにイメージは良いんだけど。でもそれだけか。生徒も二階堂ふみとか出てるけど好みの子がいないので(笑)どーでもいい感じである。ああ、貴志祐介も出てましたね。
監督は三池崇史。バイオレンスーとか言ってるからちょっと期待したんだけど。残念。

原作はもっとスパッとしてた気がするんだけどなぁ。なんでこんなことになっちゃったかなー。

Written by ei

11月 14th, 2012 at 1:21 am

Posted in Movies,Roadshow

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