若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ビフォア・サンセット

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原題:”Before Sunset”(2004)

二人の物語は一体どこに進んでいくんだろう。80分、リアルタイムに進む「会話劇」。

あのウィーンでの出会いから9年の月日が流れた。ジェシーは作家になり、パリを訪れていた。

男はロマンチストで、女はリアリスト。だから男の俺はジェシーの思うことはよーく分かる。「あの日、あのとき、もしああなっていたら」。そんな想いに囚われるのはきっと男の方。そうやって思い返すことが、あれとかこれとかたくさんあって、実際にたまに夢に見たり(笑)して、それでもそんな全てのことが今の自分を作ってるんだと思う。

9年の月日が流れていて二人とも30代半ばに。それなりに歳を重ねて、それは眉間に皺だったり、あの頃より痩せて、ちょっと皺は増えたけど十分に魅力的だったり。そして9年の間に様々な経験をして、それをパリの街を歩きながら語り合う。「あの日」のことは情熱的で運命的な出会いだったことをお互いが思っていて、その残り火は今もそこにあって。前作よりもさらに、この先の二人はどうなるんだろうなぁという余韻を持った終わり方は、ちゃんと次の9年後を考えての確信犯なのだとしたら、監督はかなり野心的な人だなと。

そして今回、主演の二人は脚本にも参加。80分間、ただただ歩き、話し続ける二人の会話が自然なのはそのへんのところもあるのかもしれない。前作は半日をまとめてあったけれど、今回はそのまま80分がリアルタイム。カメラの長回しも多用して、実際の二人の会話を聞いているかのような自然な空気感はさらに強くなっている。

主演はイーサン・ホークとジュリー・デルピー。イーサンはこの映画の直後にユマ・サーマンと離婚してて、その原因がこの映画にあるのでは?と言われたそーな(イーサンは否定)。うーん(思案顔)。
監督はリチャード・リンクレイター。この映画で三人はアカデミー賞脚色賞にノミネート。

前作でもそうだったけど、これもまた男と女で感じ方は全然違うんじゃないかなぁ。ぜひこの連作を見た女性の、女性からの視点の話をじっくり聞いてみたい。

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Written by ei

3月 14th, 2017 at 9:21 am

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