若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

コードネーム U.N.C.L.E.

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原題:”The Man from U.N.C.L.E.

現代ではなくドラマ放映当時の冷戦時代を舞台にしたのは正解かも。撮影費用は倍増したと思うけどー。

スカパー!映画部さんの企画でご招待いただきましたー。ありがとーございました。
#相変わらず加入してなくてすいません……

時は冷戦時代の1960年代。元アメリカ軍人にして希代の泥棒で、逮捕されて以降CIAのエージェントとして活躍するナポレオン・ソロ。一方、KGBのエージェントとして最年少記録を持ち、サンボの達人でもあるイリヤ・クリアキン。東独ベルリンで対立した二人は、国同士の都合によりナチス残党に核兵器が渡るのを阻止するために共同戦線を張ることになるが……。

このタイトルを見て「ピン」とくるのは60年代生まれね。てか俺も白黒版は見た記憶がなく、覚えてるのはカラーになってからのもの。映画なら007、テレビなら0011 ナポレオン・ソロ、ですよねー。ロバート・ヴォーンとデヴィッド・マッカラムのコンビでコミカルなタッチだったなと。

映画ではこの二人が出会い、対立しながらも共闘して「ナチ」という共通の敵を倒し、U.N.C.L.E.(United Network Command for Law and Enforcement:「法執行のための連合網司令部」というそーで、世界各国が加入する世界の法と秩序を守る国際機関という設定)が創設されるまでを描いている。当時の設定では中国とアルバニアは未加盟だそーな。へー。

この手のリメイク、最近では現代に翻訳することが多いところを当時の風景で撮っていて、それはある意味大正解。他のスパイ映画とは違う、スーパーツールもボンドカーも、もちろんスマートフォンさえも登場しない肉弾戦で、当時の「007は二度死ぬ」あたりの雰囲気がとても上品で良いですな。ヒロイン ギャビーの衣装や走ってる車(フェラーリ 250GTとかボンドカーだったアストン・マーチンとか) もさることながら、きっと一番大変だったのは背景。最近はCGで描けるとはいえ手がかかってるだろーなーと(リメイクが現代に置き換えられる理由も結局そこにある)。

でもまぁ「シャーロック・ホームズ」シリーズよりは100年くらい進んだからいいでしょ?>監督。w

てことで主演はヘンリー・ガヴィル。もちろん現スーパーマン。スーツに包まれた身体はやはり美しい逆三角形。すげーなー。イリヤにはアーミー・ハマー。デカいぞ。イリヤのイメージはどっちかというと細身でニヒルな男って意味では真逆だなー。ヒロインのアビーにはアリシア・ヴィキャンデル。スウェーデン生まれの27歳はどうやら次のボーンシリーズでヒロイン張るらしいです。他には公開中の「エベレスト 3D」にも出てるらしいエリザベス・デビッキ。そして流石に歳とりましたねー、なヒュー・グラント。
監督はかつてはマドンナの旦那という肩書きしかなかった(失礼)ガイ・リッチー。 ホームズの新作は撮らないらしく、今やってるのは”Knights of the Roundtable: King Arthur”、つまり「アーサー王と円卓の騎士」ですね。あ、見たらホームズの3作目はまだ監督決まってないや。

てことで今年はやはりスパイ映画の当たり年。あとは「007:スペクター」を残すのみだけど、もう全米で大ヒットしてるみたいだし心配はいらないよねーと。

あ、この映画はデートムービーに最適。60年代のおしゃれーな雰囲気を楽しみましょう。

Written by ei

11月 14th, 2015 at 1:21 am

Posted in Movies,Roadshow

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