若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

Archive for 1月 5th, 2017

2016年 映画総括

without comments

godzilla___.jpg

ああ、年明けちゃったなぁ……。てことで毎年恒例、映画総括は年越し記事になってしまいました。ロードショーは61本くらい(複数回観たのがいくつかあるけど)、ビデオは90本になんとか届いて、150本程度ですかね。と言っても書くべきことは一つ。2016年は「シン・ゴジラ」の年だった。

実はそろそろかなーと思い始めたのはもう数年前、TOHOシネマズのジングルにゴジラが登場し始めた頃で、「これは東宝はそろそろゴジラを作りたいに違いない」と。ハリウッド版が公開されて、でもなんか違うなーと思ってて、そこにやってきたのが庵野秀明総監督でゴジラ。その名も「シン・ゴジラ」。え、監督、新作のエヴァって「シン・エヴァンゲリオン」って言ってなかったか?なんでゴジラになってるの?とか???がいっぱいで、しかも庵野でダメゴジラができてしまったらもう日本の映画界でゴジラが撮れる人は誰もいなくなる……ととにかく超不安で。

果たして、庵野監督はやっぱり「こっち側」の人だったなぁと。俺たちが観たいゴジラとは何かをしっかりと描き出してくれた。ブレなかった(ブレたとしたら石原さとみだけ)。ああ、でもあキャストに関しては、蘭堂=碇ゲンドウ、カヨコ=アスカ、尾頭=綾波とかって当てはめていくと結構収まる感じが。(笑)

内容に関する考察はすでに書いたのでそっちを読んでもらうとして、まぁとにかく今年はこの映画があって良かった。他にもいい映画、燃える映画がなかったわけじゃないけど、俺はこの映画で今年は燃え尽きてしまった感じが。(笑)後半、どうも身が入らなかったのはそんなこともあったのかなぁとか。

あ、ところで「君の名は。」ですが。改めて考えてみると、タイム・パラドックス的にはダメな「バック・トゥ・ザ・フューチャー」的な感じなのかーとかなんとか。瀧くんのタイムラインでは「村は全滅」になってたよーな。もしそうなら瀧くんの過去は改変されてしまっているので間違いじゃないかという気がするわけです。それともそんな事件があったことさえ忘れてしまったから、三葉のことが思い出せなくなるってことなのかしらん。ま、少なくともこれが100億というのは理解できない数字ですね。流行に乗ったって感じ。

そして最近考えるに、日本映画がハリウッドの映画に比べてダメなのは結局、セールス優先、そしてそのためには売れるキャスト!と安直に飛びつくところなのかなと。あるいは業界の力関係が透けて見える感じで。アイドルの誰かが出てないと売れないとか、それは例えばJだったりYだったりBだったりLだ(ry……。つまり日本の芸能界がおかしいって話に繋がっていくわけですよ。うん、確かにおかしい、日本の芸能界。踊りも歌も下手なのにCD売上が年間トップとか、芝居ができないのに主演映画ができてしまうとか。例えば「卒業したら女優に」とか言ってた人が出てた「劇場霊」は2015年の最低映画の一つだぞ!そーじゃなくてもっとプロモーション活動を頑張れよ!そしてもっと熱を入れて映画を作れよと。その典型が今年の最低映画「テラフォーマーズ」。やっぱり日本は一度、芸能界を再編しないとダメな気がする。

そのほかの映画は総じて良くできていて、「アイアムアヒーロー」なんて素晴らしい(有村架純はいらないな)。ああ、こうしてみると2016年はダメな邦画と良い邦画があった年だったなぁとしみじみ。今年はもっと良い邦画が出てきて欲しいものです。

Written by ei

1月 5th, 2017 at 9:47 am

Posted in Movies

Tagged with